アートメイクの施術後、化粧はいつから大丈夫?
最近話題のアートメイク、施術後は施術箇所には化粧ができないことを知っていますか?
いつまで化粧ができないの?どうして化粧をしたらダメなの?など、アートメイクと化粧の関係について患者様からよく聞かれる質問に、クリニックのスタッフがお答えします。
これからアートメイクの施術を考えている方は、ぜひチェックしてくださいね。
アートメイク後化粧ができるのはいつから?
アートメイクの施術が終わってから施術箇所以外の化粧は基本的にOKです。
では、なぜ施術箇所に化粧ができないのか、また施術箇所に化粧ができるようになるまでの期間についてご紹介します。
アートメイクをした箇所は施術後1週間は化粧をしないのがベスト
アートメイクの施術が終わってから1週間が経つまでは、色抜けや炎症を防ぐためにも施術箇所は触らないこと。
施術箇所以外のメイクは問題ありませんが、施術箇所は肌がデリケートになっているので化粧を控えましょう。
クリニックによっては当日もしくは翌日から施術箇所の化粧をOKとしているところもありますが、グロウクリニックではNG。
施術箇所が落ち着くまでは最低でも1週間は化粧をしないでください。
傷口の修復には個人差がある
施術箇所への化粧ができるようになるまでには施術が済んでから1週間はかかると説明しましたが、これはあくまで目安です。
そもそも1週間という期間はアートメイクの傷口が治まるまでの予想期間。
傷口の修復には個人差があり、傷口が完全にふさがっていない状態では炎症してしまう可能性があるので化粧はできません。
施術から数日経つとカサブタができ、施術直後よりも色が濃くなったように見えます。
これはカサブタの色なのでアートメイクの色とは別物。カサブタが全て剥がれると、施術直後のようなきれいな眉に戻ります。
カサブタが全て剥がれているか、また赤みやかゆみはないかを確認し、化粧をしても大丈夫か判断してくださいね。
化粧をしなくても施術直後の見た目はきれい
アートメイクの施術後は色素が肌に残っている状態。化粧をしなくてもまるでメイクした時のようなきれいな眉、アイライン、リップの色が保たれています。
また施術後から数日経つとカサブタができる関係で、施術直後よりも色が濃くなったように見えます。
化粧をしなくても十分くっきりとした眉毛やアイラインになるので、むしろ化粧いらずです。
どうしてアートメイク後は施術箇所に化粧ができないの?
そもそもどうしてアートメイク後は施術箇所に化粧ができないのでしょうか?化粧をしないのには、2つの目的があります。
色素を定着させるため
1つめの目的は、アートメイクの色素を肌に定着させるためです。
私たちの体はもともと体内になかった成分や不要なものを体外に排出しようとする働きを持っています。
アートメイクは針を使って皮膚に細かな傷をつけ、傷口から色素を注入する行為です。体内にもともとなかった色素は、自然と少しずつ体外に排出されてしまいます。
また傷口がふさがっていないときは、開いた傷口から色素がどんどん流出しやすい状態です。
傷口が完全にふさがるのを目安1週間として、その間は施術箇所へ化粧をするのを控えてもらっています。
肌トラブルを防ぐため
2つめの目的は、施術直後にデリケートになった肌にトラブルが起きるのを防ぐためです。
眉毛1本1本を再現するように施術するアートメイクは、実は針を使って細かな傷をたくさんつけ色素を入れています。
施術後はたくさんすり傷がついている状態なので、当然肌もデリケートになっています。
また市販の化粧品にはどんな成分が入っているかわかりません。傷口から細菌が入って炎症を起こしたら大変です。
普段使用している化粧品であれば大きな肌トラブルが起きる危険性は少ないですが、なるべく肌へダメージを与えないよう施術後1週間は化粧品を使わないのがベスト。
クリニックでは、肌質によって施術箇所に塗る保湿剤をお渡ししています。
傷口に入っても安全な成分だけで作られているので、乾燥対策や炎症防止のため、こまめに施術箇所に塗るようにしましょう。
施術後1週間は化粧以外にもできないことがたくさん
アートメイクの施術から1週間経つまでは化粧だけでなく、他にもいろいろな行動が制限されます。
アートメイクの色素を定着させるために気をつけてくださいね。
施術箇所には触らない
1番やってしまいがちなのは、施術箇所に触ること。
すり傷の治りかけがかゆいように、細かい傷をたくさんつけるアートメイクは、傷口が治る最中にかゆみが生じることも。
アートメイクが初めての方は施術箇所がなんとなく気になってしまいますよね。
しかし少しの刺激でも開いた傷口から色素が流れ出る原因になる上、傷口からばい菌が入り炎症の原因になってしまいます。
1週間は気にして触らないようにしましょう。
施術箇所の洗顔は控える
施術当日は洗顔もNG。
翌日からも施術箇所には水がかからないように気をつけて洗顔するように心掛けましょう。傷口が塞がるまでには個人差はありますが、最低でも1週間はかかります。
傷口が開いた状態で水がかかると色素が排出される原因となるだけでなく、洗顔料が施術箇所への肌ダメージとなることも。
洗顔前にクリニックでもらった保湿剤を塗って、なるべく施術箇所に水や洗顔料がかからないように注意してくださいね。
クレンジング
洗顔同様、クレンジングもNG。
施術後1週間は化粧ができないのと同じで、クレンジングも1週間は控えていただきます。
施術箇所以外の部分をメイクしていた場合は、なるべく施術箇所にクレンジングがかからないようにしましょう。
この期間は拭き取りタイプのクレンジングシートの使用がおすすめです。
肌トラブルを未然に防ぐためにも、クレンジング前はクリニックでもらった保湿剤を塗り、水分をはじく状態を作りましょう。
入浴(シャワーはOK)
施術後1週間は湯船に浸かるのもNG。
シャワーは大丈夫ですが、なるべく施術箇所に水がかからないよう注意してくださいね。湯船に浸かると体温が上昇して新陳代謝が上がります。
新陳代謝が高くなると傷口から色素が排出されやすくなるので、しばらく入浴は控えましょう。
サウナも同様の理由で控えるようにしましょう。
ピーリング効果のあるスキンケアコスメの使用
肌の角質をとるピーリングジェルや、ピーリング効果のある拭き取り化粧水など、ピーリング効果のあるスキンケアコスメの使用も施術後1ヶ月は控えましょう。
クリニックで受けるピーリングは肌の新陳代謝を活性化させてしまいます。
傷口が修復するまでは施術箇所以外でもピーリングをしないようにしてくださいね。
市販のかゆみ止めや消毒液
施術箇所が落ち着くまでは赤みやかゆみ、はたまた腫れが出てしまうことも。
そんなとき市販のかゆみ止めや軟膏、保湿剤などを使いたくなりますが、市販品を使用するのはNG。 必ずクリニックにお問合せしてくださいね。
市販の軟膏は成分がその症状に合うかわからないので、必ずクリニックで処方された軟膏を使用するようにしましょう。
まとめ
![施術後/アフターケア/ワセリン](/js/ckfinder/userfiles/images/%E3%82%A2%E3%83%95%E3%82%BF%E3%83%BC%EF%BC%92.jpeg)
アートメイクの施術後は傷口が落ち着くまで施術箇所に化粧をしないことが、きれいなアートメイクを定着させる重要なポイントになります。
化粧をしなくてもしばらくはきれいな状態ですので、その他のお顔の部分も簡単な化粧でも十分お顔の美しさを引き出せます。
アートメイクの持ちを良くするためにも、傷口が完全にふさがってから化粧をしてくださいね。